
去年の11月に日光白根山に登った時に、中禅寺湖と立ち並ぶ姿が忘れられない男体山。日本百名山で深田久弥は、伝説めいた開山の中で「記録の一番実証性のあるのは、日光の男体山である」とし、勝道上人の幾度にも及ぶ登山を紹介しています。そして「中禅寺湖と男体山という取り合わせほど過不足なく、彼我助け合って秀麗雄大な景色を形作っている例も稀である」とやはり両者の取り合わせを絶賛しています。
梅雨で天気がぐずついている中、なんとか1日天気が持ちそうだと思い、日光の男体山へ行きました。
■日光・男体山 2022/6/4
二荒山中宮祠(9:45/12:15)男体山(12:30/14:15)二荒山中宮祠
二荒山中宮祠バス停で下車し、登拝料千円払います


二荒山中宮祠で登拝料1000円を納め登りだしますが、予想していたとはいえこれが結構きつい。ほとんど直登の類です。
ほとんど直登でキツイ登りが続く

三合目から四合目は車道を歩き、四合目からは傾斜が一旦緩むものの、そこから岩がゴロゴロした急斜面を登ります。




赤茶けた岩が露出した、いかにも火山を思わせる光景が広がると頂上はもうすぐです。
赤茶けた土が出てくると頂上は近い

頂上付近はガスっていますが、大勢の人がいます。風もあるので身体が冷えてきます。バナナとソーセージを食べて早速下山します。天空に向かってすっくと立つ刀は写真スポットです。


下山途中で七合目で負傷者がいました。四合目に救急車が待機していたり、ヘリコプターのホバリングする音がしていたので、無事救助されたことと思います。下山だからと油断できません。気を引き締めました。

中禅寺湖まで下りました。この湖も火山の噴火による堰き止め湖だとのこと。いったいどれだけ大きな造山活動なんでしょう。
せっかくなので湖畔を歩きます。
中禅寺湖、華厳の滝巡る 日光サイコー!

そして中禅寺湖から流れ出した水が、一気に吹き出し落ちたのが華厳の滝です。

このコンパクトにまとまった風景はすごいなと、思いました。今回は日光東照宮にいけませんでしたが、それはそれでじっくり見学したいもんだと思いました。日光というと古い観光地のような気がしていましたが、歴史と自然が調和していて素晴らしいと再認識しました。
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