
イントロ 公共交通、ルート軌跡、コースタイム
茨城県北部の奥久慈の男体山(なんたいさん)。標高は654mと低いものの堂々たる姿の奥久慈の名峰で、関東百名山にも選ばれています。今はなき旧の青春18きっぷを使って行った2024年3月の山旅です。特急等を使わず公共交通を使って奥久慈男体山を登るときの参考にどうぞ。
公共交通JRダイヤ(2025年6月時点)
(往路)上野(5:11/7:28)水戸(7:28/8:40)西金 常磐線から水郡線に乗り換え(通常運賃:3,080円)
(復路)袋田(15:49/16:57)水戸(17:06/19:11)上野 水郡線から常磐線に乗り換え
■奥久慈男体山から袋田の滝へ縦走 2024/3/31
JR西金(8:45/10:45)奥久慈男体山(10:55/13:05)入居山(13:05/13:45)袋田の滝(13:50/14:35)JR袋田駅
アプローチ JR水郡線でえ西金駅へ 駅から1時間歩き登山口へ
JRだと上野から西金(さいがね)まで片道だけで3,080円かかりますが、ここは青春18きっぷを使って行ってみることにしました。上野5時11分発の快速でまずは水戸まで。水戸と郡山を結ぶ水郡(すいぐん)線に乗り換えます。関西人の私はこの路線のことを全く知りませんでした。西金に着いたのは8時40分でした。
ここから登山口の大円地(おおえんじ)までアスファルトの道を1時間ほど歩きます。菜の花が咲き鳥たちの楽し気なさえずりで、なんとものどかな雰囲気です。
大円地にはモンベルのフレンドショップのお蕎麦屋さんがあったそうですが、先を急いでいるのでトイレだけ済ませてさっそく「健脚コース」に突入します。大円地から初めて男体山が見えたのですが、絶壁を要する山容に「こんなとこ登れるんかな?」とやや不安になりました。
絶壁の奥久慈男体山は見晴らし最高!
健脚コースは急登で鎖場が続きます。礫がたくさん入っていてホールド豊富で見た目より硬くて快適です。すれ違いもありますし下りはしんどいと思います。
ぐんぐん高度を上げて空が大きくなったころひょっこり稜線上に出ました。
東屋が立っていてあとで休憩することにします。まずは山頂へ。断崖絶壁の山だけあって展望はすこぶるよかったです。名も知らない山々が累々と続いています。
山頂には駅でみかけた中学生くらいの男子3人と引率役の男性がいました。彼らは車で登山口まで行ったので、ここで追いついたと考えると、まあまあなペースです。先ほどの東屋に戻ってパンを食べ、袋田の滝までの後半戦の縦走に入ります。
奥久慈男体山から日本三大瀑布の袋田の滝へ縦走
縦走コースにも標識はしっかりしていて迷うことはありませんが、特にご報告することもない地味な縦走です。
アップダウンをいくつか繰り返して月居(つきおれ)山から下りると鐘楼や石仏がある鞍部につきました。石仏わきから階段をあがると運慶作と言われる観音像があるお堂があって、なおも階段をあがって小さいピークに登りきると今度は一気に階段を下ります。ゴーッという音が谷あいから聞こえてきて、その滝のスケールが推し量れるというものです。

そして突然袋田の滝を見下ろすことになりました。滝は数段で最後は一気に落ちています。写真で見ていたより明らかに水量が多いようです。きっとここ数日の雨の影響でしょう。300円払えば観瀑台から眺めることができるのですが、下山路から滝を見下ろしてきたばかりなのでそのまま下山しました。お土産屋さんなどを横目で見ながら道路にでます。袋田駅から水戸行きの電車は13時57分の次は15時57分(当時)でこのまま駅まで歩くと時間を持て余すことになります。風呂でも入りたいと思いましたが、徒歩ではどうやら難しそうです。今思い返せばお土産屋さん近くのホテルに日帰り温泉がありました。さっさと入ればよかった。
まあなんにもない駅で時間待ちするのも贅沢な時間という気もします。のんびり過ごして帰路につきました。
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