学生の時に笹ヶ峰や焼山北面でスキー合宿したり、雨飾山が好きで2度も登ったり、東海谷山塊から高妻山まで縦走したり、頸城(くびき)のエリアは一つ一つの山が個性的で好きな山域です。いつも周囲から見ていた割には登ったことがないのが妙高山でした。妙高山は標高2,454mあって日本百名山にも選ばれています。今回は11月の雪が降る前に燕温泉から頂上に登り、下山は赤倉温泉を目指した日帰り山行です。東京に居住していた2022年11月初旬の山行です。

■妙高山 2022/11/5
燕温泉(8:15/11:25)妙高山北峰(11:40/14:15)新赤倉三叉路
夜行バス、えちごトキメキ鉄道、市営バスで燕温泉へ
夜行バスで長野駅に着いたのはまだ真っ暗な5時過ぎ。第3セクターのしなの鉄道、えちごトキめき鉄道を乗り継ぎ関山駅へ。さらに妙高市の市営バス「妙高めぐりん」に乗って、燕温泉に到着。信越本線がいつの間にか第3セクターに移管されていてびっくりしました。


「黄金の湯」という野天風呂が道の脇にあったり、硫黄の匂いがそこかしこからして、燕温泉は温泉としての潜在力が高そうだなと思いました。

北地獄谷から湯の花で染められる白い滝に
ここから北地獄谷の右岸に付けられた道を行くのですが、ずっと日が差さず、寒くて仕方がありませんでした。山の影の中に白い一筋の線が見えるので「なんだろう?」と思って近づくと、白い滝でした。これって硫黄分が滝についているのですね。


北地獄谷は白くなっていて…近づいてみると、やっぱり湯の花ができていました。川一面が白くなるってすごいですね。


やがて谷から離れ斜面を登っていきます。「胸突き八丁」の看板があって、どんなになるだろうかと警戒したのですが、それほどきつくもなかった。どちらかというとこの辺りは日陰で、石の表面が凍っていて滑りやすかったのが嫌でした。

天狗堂から核心の鎖場へ

天狗堂はちょっとした広場になっていて、赤倉温泉との分岐にもなっています。妙高山を見上げます。

光善寺池や風穴がありました。


それを過ぎると鎖場が出てきました。岩にステップが切られているので危なくはありませんが、高度感は結構でます。雨で濡れているとしんどいでしょうね。


やがて頂上に着きました。目に飛び込んできたのは雪のついた後立山連峰と戸隠の山々。
後立山に戸隠の山々、火打山と焼山を一望

北峰に行くと焼山と火打山が見えました。火打が次の目標です。

東方面(下の写真)は苗場山はわかりましたが、他はわかりませんでした。岩菅山や佐武流山などがあるのでしょうが、あまり注目されず不遇な山々です。眼下にナウマンゾウで有名な野尻湖が見えました。それにしても良いお天気でした。最高です。

せっかく公共交通機関できているので、下山口は違うところにしたいと思い、赤倉温泉を目指しました。
下山は赤倉温泉方面へ


天狗堂から大谷ヒュッテ方面へ。ロープウェーの営業が終わっているので、誰にも会いません。

ずんずん下っていると「14時半のバスに乗れるかも」と思い出しました。そう思うと、どんどんその気になって、超高級ホテルとして有名な赤倉観光ホテルもスルーして、スキーのゲレンデを直に下ってショートカットして、新赤倉三叉路バス停に14時15分に到着しました。はー、しんど。電車バスだとついつい最後は走っているような気がする(笑)
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