兵庫・砥峰高原(ノルウェイの森 ロケ地)のススキは見頃 10月末


砥峰高原 ステージから
砥峰高原 ステージから

「砥峰(とのみね)高原」は映画「ノルウェーの森」ロケ地にもなった

関西のススキの名所といえば、曽爾高原(奈良県)、生石高原(和歌山県)そして砥峰(とのみね)高原(兵庫県)でしょう。中でも砥峰高原は映画「ノルウェーの森」の印象的な場面のロケ地として知られています。そのほかにも「軍師官兵衛」「燃えよ剣」「平清盛」でも使われました。

数々のロケ地になっている
数々のロケ地になっている

砥峰高原の広さは90ha。明治時代には軍馬の放牧地として整備されましたが、一度も使われたことがなく、馬が逃げないように作られた土塁だけがススキ高原の外回りに残っているとのこと。
春は花々が咲き、草焼きの後には山菜が芽吹き、夏には緑に覆われます。そして秋にはススキの穂が一斉に波打ち、やがて訪れる冬には一面雪化粧するのです。

輝くススキ
輝くススキ

こうした草原は春に山焼きが行われたからだそうです。こうした手入れをしないと草原に侵入した木が大きくなって、やがて森林に変わってしまうとのこと。
こうした地元の方たちの努力の甲斐あってのことですので、敷地内は禁煙、火気厳禁はもちろん、ドローン撮影禁止、コスプレ撮影禁止(ウェディングの撮影には事前許可が必要)が呼びかけられています。

ススキと池
ススキと池

下の写真はロケ地表示のあるステージから撮影したものですが、地形そのものが波打っているように見えて、とても印象的です。映画「ノルウェーの森」でも心ざわめくシーンに使われました。

砥峰高原 ステージから
砥峰高原 ステージから

とのみね自然交流館はきれいなトイレあり、キッチンカーも出ていた

とのみね自然交流館
とのみね自然交流館

観光客の受け入れの中心は「とのみね自然交流館」です。ハイキングコースのマップや少しですが地元で採れた野菜も売っていました。また団子も売っていて多くの人が食べていました。交流館の外にはキッチンカーも出ていたので、お昼の楽しみにいいですね。
言い忘れましたが、駐車場は500円でした。

階段状のテラスあり
とのみね自然交流館には階段状のテラスあり

ススキの季節は高原バスが運行される

ススキの穂が人気を集める10月末から11月初めにかけてはJR寺前駅からシャトルバスが出ています。公共交通派の人にとって砥峰高原を訪れるのはこの時期しかありません。2025年は10月18日から11月9日の土日祝中心のダイヤです。詳しくは神河町観光協会のHPをご参照ください。

ススキの季節はバスが出ている
ススキの季節はバスが出ている

ハイキングコースで物足りない人は「砥峰」登山をどうぞ!

砥峰高原のハイキングコースはマップ(神河町公式観光サイトにあります)によると1周3.1km、所要時間90分です。
私も写真を撮りながらゆっくり歩いて80分でした。
自然交流館から反時計回りに歩いたのですが、東屋まではきれいに踏み固められた砂利道で、足腰の悪い人も行けそうです。東屋から展望台までは急登あり、滑りやすいところありでしっかりした靴が欲しいところ。展望台から自然交流館は凸凹のある林道といった感じです。

砥峰高原のハイキングコースだけでは物足りないという人もいるかもしれません。
マップには大河内高原ハイキングコースとして峰山高原と砥峰高原を繋いで歩くコースが紹介されていますが、車に戻ることを考えると往復14km、4時間でちょっと大変かもしれません。
私は自然交流館の裏手から登る「砥峰」に登りました。往復40分ほどでした。

砥峰山頂
砥峰山頂

JR寺前駅近くの「こっとん亭」でとろろそば

こっとん亭で冷やしとろろそば
こっとん亭で冷やしとろろそば

お昼ご飯はJR寺前駅近くまで戻って、「こっとん亭」で冷やしとろろそばを食べました。1,000円。お出汁が美味しかったです。そばを売りにしているとのことで、美味しかったです。

砥峰高原は映画「ノルウェーの森」を見た時から一度は訪れてみたいところでした。砥峰高原の地形のうねりが主人公の心のざわめきを表しているかのようなあのシーンは印象的でした。こうなるともう一度映画を観たくなりますね(笑)

奈良県の曽爾高原へ行ったときのブログもよかったらどうぞ!2024年10月24日の様子です。

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