学生時代の友人と「久しぶりに岩触りたいな」と会話したのが2ヶ月ほど前。実行にあたり、前日は装備の点検とロープを使って手順のおさらいをしました。一通り覚えていますが、最新の技術とかけ離れていないだろうか?(笑)天気はぐずつくと思っていたのによく晴れました。
本日のリハビリクライミングは河内長野市の横谷の岩場です。槇尾山が登攀禁止となっていると聞いたので、どこに行くか考えたところ、白山書房の「関西の岩場」に載っている横谷をググったら、ルートが増えて最近もよく登られているようです。
1.横谷の岩場へのアプローチは良し 取り付きも近かった
TRYBASEというキャンプ場をすぎて幅の狭い道を行くと左手に踏み跡を発見。社会人山岳会の入会案内のチラシもありました。車はもう少し先で数台分の駐車スペースがありました。週末の午前10時頃にはいっぱいになっていましたのでご注意。警察が見回っているようですし路駐はトラブルの元ですからね。
ギアを身につけて森の中の踏み跡を辿って行くと、すぐにゲートロックと思われる岩稜にあたり、さらに5分ほどで岩場に着きました。思ったよりアプローチが楽だし大きい。横谷の岩場に行くのは初めてでしたが、ルンゼを挟んで左右にフェイスが続いていて、高さもそこそこありそうです。


銀色のハンガーやチェーンがかかっていて、思った以上に整備されているようです。感謝です。フリークライミングをほぼ20年近くやっていなかったので、岩場事情も疎くなって当然ですよね。

取り付きにはトポと航空写真が木に取り付けられていて、ルートが図示されています。「在宅勤務」「ステイホーム」「アベノマスク」「ファイザー」「モデルナ」などコロナ時代に開拓されたのでしょう。面白いネーミングです。


2.久しぶりのマルチピッチ 身体が持ち上がらない…
なんとなく取り付きから一番近くのフェースに取り付くことにしました。「ルビコン」なのか「フラッシュダンス」なのかはっきりしません。友人の方が若い時にグレードの高い岩を登り込んでいたので、トップを譲ります(笑)。

いやあ、厳しいなー。全然身体が持ち上がらない。A0連発です。カンテを左から回り込んで一段上がったところで傾斜は緩みビレーする友人に合流。対岸にも岩山(小滝城フェース?)がよく見えます。それにしても空が秋ですねー。

トップを代わってビレー点から濡れた岩をトラバースし、フェース下でビレー。フェースは友人が担当します。

それにしてもシューズが小さくて痛くて仕方ありません。何年も履かなかったから縮んだのでしょうか?

さらにノーピンでスラブを直上して、終了点につきました。そこから藪の中の踏み跡を辿ると「松の木テラス」に着きました。
時間はまだ午前中で早いですが「今日はこれくらいにしといたろ」と捨て台詞をはいて下降路をおり、後から来た人たちの登りの様子を見ながら帰り支度をして、さっさと下山したのでした。

お互い、どちらともなく「また近いうちに来よう」となりました。そうと来たらずっと履いていても痛くならないキツくないシューズを買おうかな?どうせ高難度の岩を登るのではなく、楽しく登れるのをまず第一に考えたいと思います。

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