大阪で手軽な雪山ハイクをするなら、金剛山でしょう。難波から１時間あまりで登山口に到着できますし、多くの人が訪れているので、道に迷ったりラッセルする心配もありません。ルートは数多くありますが、今回はメインルートとなる千早本道をご紹介します。コースタイムは往復３時間２０分ほどで、樹氷もきれいですし家族連れでも楽しく登山できるでしょう。

1.南海「金剛山ハイキングきっぷ」は電車バス往復と特典付きで1,900円

金剛山に公共交通機関で行くなら南海電鉄で河内長野駅まで行き、南海バスに乗り換えて登山口まで行くアクセスが一般的でしょう。以前は金剛バスがあったのですが、2023年12月にバス事業を廃止しました。近鉄富田林駅からコミュニティバスが出ているのですが、登山口にはバスを乗り継ぐ必要があるようです。

南海電鉄を利用するなら「金剛山ハイキングきっぷ」がお得です。なんば〜河内長野（片道）610円、河内長野〜金剛登山口（片道）500円のところを、往復1,900円で電車賃が320円お得なうえに、河内長野駅周辺の飲食店が10％引きになる特典付きです。

「金剛山ハイキングきっぷ」は、なんば駅では３階の特急券売り場で売っていました。

河内長野駅に着くと、登山者の皆さんは早足でバス停に向かっています。「まさか」と思っていたのですが、バスに乗り込むとすでに満席です。みなさんよく知ってますね〜（笑）６時４０分の始発でこんな感じですのでご留意ください。まあ乗車時間は登山口まで２６分なので、少しの辛抱です。

2.金剛山のメインルート千早本道は整備され、途中にトイレもある

登山口にはトイレもありますし、駐車場も多くあります。だいたい一日600円というところでしょうか。
モンベルの立派なお店もあるので、ちょっとした忘れ物など買うにはいいですね。チェーンスパイクなども売っていました。９時から開店です。

モンベルの店を通り過ぎてすぐに右に伸びる林道を進みます。植林地の中の薄暗い道です。千早城への分岐を見送ると正面突き当たりに手すりと階段が見えてきます。

この日は前日まで最強寒波が来ていましたので、登山口近くから雪が積もっていました。チェーンスパイクなどがあれば安心です。階段を登り切って666mの峠に到着しました。段差の少ない登りやすい丸太階段が続きます。

五合目にはトイレがありました。ありがたいですね。

五合目をすぎると、雪の量が増えて、樹氷が見られました。

九合目で山頂への「近道」を選んで登り切ると、錬成会の登山者名が並ぶ大きな掲示板があ理ました。お馴染みの風景ですよね。登山口からおよそ１時間で登れました。

やっぱり最高点に行っときましょう。葛木神社への道には赤い灯籠が立ち並んで、しっとりとしたいい光景です。最高点は葛木神社の裏手にあり、神域のため立ち入りはできません。神社で手を合わせた後は、元の道に戻ります。

転法輪寺の境内から売店前を通って、ライブカメラでよく見る山頂標識のある広場へ。顔見知りの登山者も多いようで、みなさん口々に挨拶を交わしています。この日は展望がありませんでしたが、これはこれで冬の風景らしくて好きです。持って来た魔法瓶のお湯でコーヒーを作って飲みました。暖かくて美味しかった。

さて下山はやはり千早本道です。山頂から九合目へは「楽な道」を選んだのですが。こちらの方が「近道」より樹氷はきれいでしたね。

3.天野酒のお土産と特典の下山メシ

登山口からまたバスに乗って河内長野駅へ。お酒が好きな方は、日本酒のお土産はどうでしょう。
駅から徒歩５分ほどで天野酒の西條合資会社（河内長野市長野町十二番十八号）があります。

この日は季節限定のにごり酒「金剛雪」と吟醸酒を購入しました。どちらも甘めで、家の者にも好評でした。満足度が高いです。
宅配便での発送にも対応していました。

ちょうど１１時ごろとなったので、お昼ご飯は切符の特典を使い、麺坊万作さんで、かやくご飯セットを食べました。950円の10％引きで855円でした。手頃なお値段ですので、お店はすぐに満席になっていました。

雪山ハイクと日本酒のお土産と、下山メシも食べてなんだか盛りだくさんの山行でした。満足度が高かったです。

■金剛山　2025/1/11
金剛登山口（7:30/8:35）金剛山最高点（8:35/9:45）登山口

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