仁川の岩場でクライミング 古い岩場だけど新しい終了点もあった


昭和60年発行の「関西の岩場」(白山書房)で仁川の岩場が紹介されています。かつては旧RCCのメンバーによって開かれ、古くから難しいフリールートも存在していたこと。岩質はフリクションのよく効く花崗岩で、渓谷沿いは10〜40mの岩場が点在していることなど。
仁川駅から歩けるところもいいですね。

今回学生時代の友人と、仁川の岩場に触れる機会がありましたのでご報告します。(下の地図は出発点が仁川にかかる百合野橋です)

仁川の奥まったところにある百合野橋から、右岸につけられた踏み跡をたどり、いったん上がってから川面に下り立つと、すぐに左岸に大きな壁が見えました。ムーンライトです。高さは10mほど。左奥から岩の上に上がりトップロープのセッティングをします。まだ新し目のハンガーがあって安心です。この日は久しぶりの人もいて、思い出しながらのクライミングなのです。

1.ムーンライトでウォーミングアップ

下の写真はヘソルート(3級:関西の岩場より以下同)。凹がヘソの名前の由来ですね、間違いなく。六甲の岩特有の、結晶の大きいフリクションがよく効く花崗岩です。

ムーンライトヘソルート
ムーンライトヘソルート

登っていると悲鳴が相次ぎます。「五十肩が…」とか「ヒザが痛くて踏み込めない」とか。家人には「とにかく怪我しなや」と言われてきた人が複数人(笑)

下の写真はミニレイバックルート(4級)。レイバックした覚えはないのですが…

ムーンライトミニレイバックルート
ムーンライトミニレイバックルート

2.三段壁はブッシュが茂り、登られていない

二本のルートを登ったところで、他の岩場に展開することに。ムーンライトの終了点から踏み跡を左に上っていくと、三段壁です。しかしブッシュが茂り、最近は登られていないようでした。ここは手を付けず。

三段壁は誰も登ってなさそう
三段壁は誰も登ってなさそう

3.バットレスは高度感あり ハンドジャムがきまる

ムーンライトまで戻り、荷物を担いで仁川右岸の踏み跡を上流に向かって歩いていますと、やがて甲山森林公園の道に出てしまいました。迷いながらもGPSを見ながら進むと、岩場の上に出たようです。ここがバットレスです。高さ20mくらいでしょうか。ここでも新し目の終了点があり、トップロープをセッティングして登ります。

下の写真は左クラックルート(4級)

バットレス左クラックルート
バットレス左クラックルート

下の写真は右クラックルートです(4級+)
左も右もハンドジャムがよくきまります。

バットレス右クラックルート
バットレス右クラックルート

右クラックルートは1ヵ所スタンスが微妙なところがあって、エイヤッと気合いが入りました(笑)
14時になったらもう体力の限界。西宮北口の居酒屋に移動し、杯をかさねると「次はマルチピッチをやろう」と気運があがったのはいうまでもありません(笑)

↓クリックしてもらえると励みになります!

登山ランキング
登山ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP