関西の雪山・入道ヶ岳 雪山初心者にオススメ 頂上では絶景が待っている マイカー日帰りハイク


朝日の中の入道ヶ岳
朝日の中の入道ヶ岳

鈴鹿・入道ヶ岳の紹介とアプローチ、コースタイム

鈴鹿山脈には「鈴鹿セブンマウンテン」として知られる7つの山があります。1964年(昭和39年)に近畿日本鉄道、名古屋テレビ、朝日新聞が中心となり鈴鹿山脈で登山大会が開催され、そのときに選ばれた7つの山が「鈴鹿セブンマウンテン」です。北から藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳が選ばれています。まあ観光促進のためでしょうが、Wikipediaによりますと三重県山岳連盟がサポートして34年間も続いたのですから、たいしたものだと思いますね。

「セブンマウンテン」が通常三重県側からのアプローチとなるため、滋賀県も(たぶん)「負けてはいられない」と思ったのかどうか、東近江市は2015年市制10周年を記念して「鈴鹿十座」を選定しています。北から御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、イブネ、銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂の山です。歴史が浅いからかもしれませんが、やや玄人受けする山も含まれていますね(笑)。でもわりとセンスあるなあと思っています。渋くて好みです。

話は戻りまして、入道ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの中でも一番南に位置する頂上です。鈴鹿の主稜線からは東に外れていて、縦走途中に立ち寄るというより、この山を単独で登る人の方が多そうです。コースは北尾根コース、井戸谷コース、二本松尾根コースの3つがあり、いずれも椿大神社(つばきおおかみのやしろ)から登ります。

アプローチは公共交通ですとJR四日市や近鉄四日市から1時間ほどバスに揺られて「椿大神社下」行きのバスがあります。マイカーですと東名阪道の鈴鹿ICや新名神の鈴鹿PAのスマート出口からすぐで、鈴鹿椿大神社の第3駐車場が登山者に開放されています。

入道ヶ岳は冬場になると雪が積もり、雪山初心者向けの山として親しまれています。今回は井戸谷コースから登って、二本松尾根コースを下るルートで無積雪期のコースタイムで3時間35分
以下は12月下旬、雪が積もったとの情報を聞いて足を運んだ、日帰り雪山ハイクのリポートです。

■鈴鹿・入道ヶ岳 2025/12/28 (実歩行タイム)
椿大神社第3駐車場(7:20/7:40)井戸谷・二本松コース分岐(7:40/8:15)井戸谷避難小屋(8:20/9:15)北の頭(9:20/9:30)入道ヶ岳(9:50/11:10)第3駐車場

椿大神社の第3駐車場から井戸谷コースへ

椿大神社の第3駐車場
椿大神社の第3駐車場

どのルートから登るにしても登山口は椿大神社(つばきおおかみのやしろ)からとなります。神社では第3駐車場を登山者に開放してくれています。ありがたいことです。7時過ぎに到着した際には、まだがらんとしていましたが、下山時には6割がた埋まっていました。

椿大神社は関西人にはあまり馴染みがないと思うのですが、大変歴史のある由緒正しい神社のようです。参拝は後ほどするとして登山口に急ぎます。

椿大神社は後ほど参るとしよう
椿大神社は後ほど参るとしよう

最初に北尾根コースとの分岐と出合います。大きな地図も設置されています。本日は登りに井戸谷コースを使うので、ここはそのまままっすぐに進みます。

北尾根コースを右に見送り林道をそのまま進む
北尾根コースを右に見送り林道をそのまま進む

すぐに大きな堰堤上の広場に到着します。ここには車が数台停まっています。ちょうど二本松尾根コースに向かう登山者(下写真中央)がいました。井戸谷コースはさらに下写真右手に進みます。

ここにも駐車場があった。登山者が向かうのは二本松コース
ここにも駐車場があった。登山者が向かうのは二本松コース

椿渓谷キャンプ場の脇を通り、沢を左に右に渡ってから尾根に取り付きます。初めは急登ですが、最近よく登っているせいか、あまり辛くありません。筋肉って正直ですね。

井戸谷コースは最初は植林地の急登
井戸谷コースは最初は植林地の急登

井戸谷コースは沢筋だけにスリップに注意

井戸谷は沢筋の道で少し険しくなる
井戸谷は沢筋の道で少し険しくなる

さて道は少し険しくなった沢筋につけれています。階段状で特に難しくはありませんが、岩の上には雪が付いているので、スリップしないように注意が必要です。

一段上がると補助ロープで左へと導かれます。すぐに灰色の小屋が見えてきました。井戸谷避難小屋です。

ロープがつけられている。左手に小屋が見える
ロープがつけられている。左手に小屋が見える

避難小屋は簡易なものですが、意外にしっかりしていて、降雪時などは助かるでしょうね。私はここでロングスパッツをつけ、水分の補給で小休憩しました。

井戸谷避難小屋は降雪時など助かるだろう
井戸谷避難小屋は降雪時など助かるだろう

井戸谷コース上部は、広い沢筋で開放感あり!

避難小屋から雪が多くなってきた
避難小屋から雪が多くなってきた

避難小屋を出ると雪が深くなってきました。この辺りで女性とすれ違いました。朝の5時から登って、いま降りてきたそうです。ノートレースだったらしく「もふもふが最高!」と明るく話されていましたが、真っ暗の中を一人でトレースをつけるなんて、きっと自信があるんだろうなと、感心しました。

さてそうこうするうちに木々がまばらになってきました。

木々がまばらになってきた
木々がまばらになってきた

その上に待っていたのは、広い沢に広がる雪面です。開放感抜群!

広い沢筋に雪がついている
広い沢筋に雪がついている

振り返ると四日市の工業地帯と市街地、そして伊勢湾が輝いています。

四日市の工場と街並みが見える
四日市の工場と街並みが見える

名古屋高層ビルや御嶽、中ア、恵那山の大展望

鈴鹿の主稜線-鎌ヶ岳が凛々しい
鈴鹿の主稜線-鎌ヶ岳が凛々しい

沢筋は最後まで広いままで、順調に詰め上がることができました。山頂に行く前にせっかくなので「北の頭」というピークに寄ってみました。

これがなかなかの絶景でして、まずは鈴鹿の主稜線に鎌ヶ岳が凛々しい。さらに右に目を移すと「御嶽山」が白く輝いています。

御嶽が白い
御嶽が白い

この日は空気が住んでいたのでしょうね。名古屋の高層ビルの向こうには中央アルプスの山々と恵那山も見えました。多分北アルプスも見えていたと思います。

名古屋の高層ビル、中央アルプス、恵那山
名古屋の高層ビル、中央アルプス、恵那山

それから入道ヶ岳へと向かいます。頂上には9時半に到着しました。第3駐車場からは2時間10分でした。頂上の鳥居が入道ヶ岳の象徴的な風景となっていますね。

この日は風も穏やかで伊勢湾側に下がったところでハイカーが休憩して談笑しています。ドローンを飛ばしている人もいました。私も魔法瓶に入れたお湯でドリップコーヒーを入れていただきました。

入道ヶ岳の山頂
入道ヶ岳の山頂

さて下山には二本松尾根コースを選びました。出発点は先ほどの写真であった鳥居そのものです。すなわち二本松コースは最終点が鳥居ですので、このルートには信仰的な意味があるのかもしれません。(未確認ですが…)
9時50分に山頂を後にします。

下りは二本松尾根コースで
下りは二本松尾根コースで

ところどころ急なところはありますが、順調に下ることができて、10時50分には椿大神社に到着することができました。

下山後は椿大神社(つばきおおかみのやしろ)に参拝した後、亀八食堂へ

椿大神社は参拝者で賑わっている
椿大神社は参拝者で賑わっている

この日は12月28日ですが、すでに新春の準備はできているようです。驚いたのが新春前にもかかわらず参拝客がそこそこいます。この辺は(関西人の)私の認識不足なのですが、椿大神社は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を主神とし、「みちびきの神様」として篤い信仰が寄せられているのです。初詣はさぞ賑わうことでしょう。

11時過ぎに駐車場に戻りました。亀山が通り道ならばと思い出したのが、「亀八食堂」です。ホルモンとうどんを味噌味で自分で炒めるもので、元はトラックの運ちゃんのお腹を満たす食べ物でしたが、最近は様相が違うようです。

12時前に店に着くと幸いすぐに座ることができ、牛バラ(780円)、牛ホルモン(780円)にうどん(180円)を注文。そうこうする内にたちまち客の列ができました。カップルや家族連れや若者グループばかりです。

一通り火が通って、食べてみると甘い味噌味が程よくて、これがうどんに絡まってうまい!これにご飯でも追加したらもうお腹いっぱいになるだろうな。

亀八食堂で味噌ホルモンと牛バラのうどん
亀八食堂で味噌味付けのホルモンと牛バラのうどん

実は入道ヶ岳の登山で私個人として「鈴鹿サミットマウンテン」は達成されました。特にどうってことないのですが、でもまあどちらかといえばうれしいですね。(笑)次は鈴鹿南部の縦走か、鈴鹿十座の残りですかね。

というわけで、2025年の最後の投稿となります。実はまだ投稿できていない登山記録もあるのですが、それはまたの機会に。
それでは皆さま良いお年をお迎えください。健康で、安全な山登りができるよう祈念しています。

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